SSブログ

もう涙とはおさらばさ♪ 花組・全国ツアー [花組]

どうも、相方と一緒に花組全ツを観てきた嫁です。

38度の熱を気合で下げた相方に続き、私は朝から頭痛がガンガン・・・薬を飲みながら。
なんとか市川市文化会館に辿り着いて席につき、始まりました「小さな花がひらいた」。

山本周五郎原作、柴田先生脚本の人情もの。
「もう涙とはおさらばさ」のメロディーぐらいしか予備知識なしだけど・・・

そしたら、幕開きから子供が大勢で出てきて泣くわ泣くわ、泣きながら順番に自己紹介。
花組子たちがドリフのコントかいなっていう「昔の子供」な扮装が可哀想で、なんかの罰ゲーム??
姫花ちゃんはあのお声で「あたし、あっちゃん」って、なんじゃそらー!古すぎるやろー!!
と、とにかくちょっと静かにしてー、頭に響くー(>_<)
江戸の大火で焼け出された孤児たちだってことはよくわかりましたからー。

なるほど、なぜこの演目が今回再演されたのか、わかってしまった。この全ツ、東北も回るものね。
でも元々人情モノ、世話モノが苦手なの。しかもご時勢に合わせた内容となれば、いくら柴田先生でも
無理。もう帰りたーい(>o<")

と、これが第一印象でしたが、ほどなくお話に引き込まれ、途中何度かウルウルきた上に、
終わる頃にはすっかり「えぇ話やな~」って爽やかな気分になってました(^^)

やっぱりねぇ、これが柴田先生の凄さだなって、改めて思いました。安っぽいお涙頂戴では終わらない!
このお話をちゃんと成立させた花組の皆さんも凄いって思いました。
江戸っ子の若棟梁のまゆさんから、挙げればもう全員になっちゃうんだけど、時代劇を全く違和感なく
演じてるように見えました。下手な人が演ったら、本当にコントになっていたかも。

蘭ちゃんの「おりつ」もすごく良かった。私は蘭ちゃんの古典的な娘役らしさやひたむきさがとても好き。
おりつの健気さや真っ直ぐさがぴったり。和服も良く似合って、歌も芝居も今までの役で一番好きかも♪

宝塚歌劇って、時代に合わせて新しく洗練させていかなきゃな部分と、伝統的な「型」を守っていかなきゃな
部分と常に両方求められていると思うんだけど、花組さんは、なんというか良い意味でコンサバティブで、
トレンドに左右されない伝統が感じられていいなぁと思います。

冒頭で「ふるっ」と思った自分が嘘のように、ていうか、その「敢えての古さ」が心地よく、
いつの間にか「宝塚の世界」に入り込めるのですね。

そんな伝統は、もちろんショーでも感じられました。
岡田先生のロマンチック・レビューシリーズ「ル・ポァゾン~愛の媚薬II ~」です。
2月、中日まで星組を観に行ったばかり。相方の予習に付き合って何度かDVDを観ての花組。

んー・・・どっちに軍配が上がったか?
DSCN0668.JPG

つまんない感想ですけど、それぞれの良さがありました。甲乙つけがたい!
星組は濃くて元気で、花組は品があってしっとりしてる感じ。

もしかして、花組の方が・・・ショーの雰囲気に・・・合ってる??

でも、個人的には「愛の葛藤」はちえテルの方が「光と影」具合が勝ちかな。
アシナヨも、テル組替えとマッチしてたから、星。

あ、アルルカンは断トツ未沙さんが良かったですw

今回は宝塚伝統の「型」を堪能した二本立てでした。
とりあえず、観終わった後いつのまにか頭痛は治ってました。さすが。

人気ブログランキングへ ←宜しければぽちっとをお願いします<(_ _)>
にほんブログ村 演劇ブログ 宝塚歌劇団へ
にほんブログ村
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:演劇

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。